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機械の現象学
著者:坂本賢三
訳者:ー
発行:岩波書店
発行年:昭和50年初版
寸法;19,3x13,9x2,3cm
状態:ヤケ、シミ、角傷み
スレ、汚れ
(序論より一部)
序論 機械を哲学することの意味
1 機械と哲学
機械というものは、はたして哲学の対象たりうるものであろうか。
これまで、「科学」や「技術」あるいは「手段」については哲学的考察が行なわれてきた。しかし、「機械」について哲学的に扱われてきたことは、ごくわずかしかなかったといってよい。そのわずかた例の一つであるP・M・シュールの『機械と哲学』は、貴重な書物であるが、機械について「哲学した」ものではなく、哲学史的・技術史的研究である。ラ・メトリの『人間機械論』は機械の研究ではなくて人間についての研究であり、ユーアの『工場の哲学』はマルクスの機械制大工業についての研究に多くの示唆を与えた重要な文献であるが、それは哲学的取扱いではなく、科学的分析の書物である。N・ヴィーナーの『サイバネティクス』は機械を主題にした哲学の書物といってもよいと思われるが、それはサイバネティクスを一つの哲学とみなした場合であり、しかもこの哲学は徹底した科学的方法にもとづく哲学である。科学以外に哲学はないとする科学主義の立場をとる場合は別として、「哲学する」というとき、機械はその対象となり難いらしいのである。
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