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ベン・ニコルソン展 Ben Nicholson 1992-93 作品図録|古本
¥1,000
ベン・ニコルソン展 カタログ 監修:中山公男 発行:アートライフ 発行年月日:1992年 寸法;29,7x21x1,2cm 状態:スレ、薄汚れあり 表紙端、背ヤケあり ごあいさつ イギリスの抽象絵画を代表するペン・ニコルソンの回顧 展を開催いたします。 ペン・ニコルソン (1894-1982)は、イギリスのパッキン ガムシャーに生まれました。ロンドンの美術学校で学んだ 後、ヨーロッパの各地を旅し、やがてパリでブラックらに 出会い、モンドリアンやドローネーらが名を連ねていた「ア ブストラクション・クレアション」 (抽象・創造)に参加し ました。これを契機にバーバラ・ヘップワース、ヘンリー・ ムーアらと抽象芸術グループ「ユニット・ワン」を結成し てイギリスに本格的な抽象美術の土壌を築きました。 ニコルソンの作品は、単に合理的な冷たい抽象というよ り、半具象と抽象の間を揺れた詩的な作風ということがで きます。初めは、落ち着いた色調の静物画、風景画を制作 していましたが、バリに滞在した後は、積極的な抽象への 模索がはじまり、円、正方形や長方形による一切の具象性 を排した抽象表現を究めていきました。その最も美しい作 品が一連のホワイト・レリーフです。戦争が迫ると、イギ リスの静かな海辺の村に移り、再び半具象的作品を制作し はじめ、生涯を通じて日常的な静物や風景を見つめながら 具象と抽象の繊細な接点を表現し続けました。本展では、 彼の初期から最晩年に至る作品を一堂に集めています。ベ ン・ニコルソンの晴朗な作品の数々をご堪能いただければ 幸いです。 展覧会の開催にあたり、多大のご協力をいただきました ニコルソン家の方々、写真家フェリシタス・フォーグラー 博士、アンジェラ・ヴェーラン=トーント女史、美術館,画 廊、ご所蔵家の方々、ならびに作品の選定、展覧会構成に ご尽力いただいた美術評論家ノーバート・リントン氏ほか、 ご後援、ご協力いただいた関係各位に心から御礼申し上げ ます。 1992 年 9 月 主催者
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アンドリュー・ワイエス展 1995年 作品図録|古本
¥1,500
アンドリュー・ワイエス展 編集: 発行:愛知県美術館 中日新聞社 発行年月日:1995年 寸法;28x22,6x2,2cm 状態:表紙スレ、薄汚れあり ページ端部薄ヤケあり ごあいさつ 戦後アメリカ美術と言うとき、それは抽象表現主義を始め、ポップ・アートやミニマル・アート などを中心とする前衛的な美術の動きを指してきました。しかし一方で、アメリカ美術の重要 な流れであるアメリカン・リアリズムと呼ばれる写実的表現の系譜を抜きにしては現代のアメリ や美術を語ることはできません。 1917年に生まれ、現在も活躍中のアンドリュー・ワイエスは現代のアメリカン・リアリズムの代 表的な画家であり、卓越した技術と際だった個性によって広く知られ、特にアメリカでは国民 的画家とも評されるほどの人気を持っています。 ワイエスは、著名なイラストレーターであり画家であった父ニューウェル・コンヴァース・ワイ エスから絵の手ほどきを受けました。そして早くも10代後半には本の挿絵等に水彩の優れた技 量を示し、個展を開くなど作家として認められるようになります。さらに、義兄のピーター・ハー ドからテンペラ技法を学び、これを最も自分に適した技法として消化し、表現力をつけていき ました。特に父を事故で失ってから、彼の表現はその精神性を高めていきました。 彼の描く題材は、生まれ故郷のペンシルヴェニア州チャッズ・フォードと、夏の家のあるメイ ン州クッシングの二つの地域の近隣の風景や人物に限られています。ワイエスが絵を描くこと でそれらをいかに深く見つめ続けてきたかが、この展覧会を通しておわかりいただけるでしょ う。 本展覧会は初期の1930年代から現在までの作品を網羅する回顧展とするため、ワイエス氏 とゲスト・キュレーターである元メトロポリタン美術館長のトーマス・ホーヴィング氏、そして愛知 県美術館の学芸スタッフが数多くの作品の中から出品作を選び出しました。とりわけ今回の開 催にあたりましては、1976年のメトロポリタン美術館での「アンドリュー・ワイエスの二つの世 界」展開催以来培われてきたワイエス氏とホーヴィング氏との信頼関係に負うところが大きく、 出品作品のすべてにわたってカタログに作家の言葉を収録することができたのもその成果で あります。 なお、この展覧会は日米のスタッフの協力のもとにアメリカまで巡回いたします。それは日米 の文化交流にとっても意義深い1ページを記することとなるでしょう。 展覧会の開催にあたり、貴重な作品を快くご出品いただきました所蔵家、美術館、企業の 方々、またご助力をいただきました多くの方々に深く感謝の意を表します。 愛知県美術館長 浅野徹 中日新聞社会長 加藤巳一郎 中部日本放送社長 堀田 昌郎
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ゴッホ展 1985-86|古本
¥900
ゴッホ展 監修:国立西洋美術館 発行:東京新聞 発行年月日:1985年 寸法;26,9x24,1x2,2cm 状態:表紙スレ、薄汚れ、背ヤケあり ページ端部薄ヤケあり 目次 あいさつ 所蔵先一覧 メッセージ 序「この展覧会の構想と組織について」前川誠郎 ゴッホの生涯 地図 カタログ 1. イギリスの要素: カタログNo.1-22 序「イギリスの影響: 都市と人間のタイプ」―ロナルド・ピックヴァンス 2. オランダの要素: カタログNo.23-43 序「ミレーの空の下での農民画と風景画」――ヨハネス・ファン・デル・ウォルク 3. フランスの要素: カタログNo.44-59 序「ゴッホとフランス」――高階秀爾 4. 日本の要素: カタログNo.60-67 序「ゴッホと日本」——馬渕明子 5. 総合カタログNo.68-101 序「総合」――ロナルド・ピックヴァンス (作品解說No.1-101————有川治男) 主な参考文献 制作年代順出品作一覧
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市瀬文夫遺画集|古本
¥2,900
市瀬文夫遺画集 発行:南信州新聞社出版局 発行年月日:2003年10月 寸法;29,8x21.3x1,7cm 状態:薄ヤケ、スレ、薄汚れあり。
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藤城清治 光と影の奇蹟|古本
¥1,900
藤城清治 光と影の奇蹟 発行:美術出版社 いらっしゃいませ 発行年月日:2006年11月初版 寸法;25,7x18,2x0,9cm 状態:地にシミ汚れあり(写真参照) 目次 影絵の魅力 影絵のつくりかた インタビュー スケッチをたのしむ 洗足池をスケッチする インタビュー 影絵劇の世界 劇の人形と舞台装置 インタビュー 立体は原点 こびと人形を作る インタビュー 60年のライフワーク インタビュー 経歴 あとがき
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東京藝術大学所蔵名作展 創立百周年記念 1988年 作品図録|古本
¥900
東京藝術大学所蔵名作展 発行年月日:1988年 寸法;25,1x24x1,4cm 状態:表紙すれ、薄汚れあり
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藤田嗣治展 1977年 作品図録|古本
¥900
藤田嗣治 企画編集:海龍社 発行:藤田嗣治展開催委員会 発行年月日:1977年 寸法;25,2x24x1,3cm 状態:表紙すれ、薄汚れあ、角部傷みあり 目次 あいさつ 藤田嗣治展開催委員会 藤田嗣治 戦争から平和へ 瀬木慎一 藤田画伯と私 平野政吉 フジタを語る フランク・シャーマン 偉大なるアルティザン 土門拳 年譜 作品解説 作品リスト
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全国切り絵コンクール第17回作品集 全国切り絵同好会|古本
¥900
全国切り絵コンクール第17回作品集 編集:全国切り絵同好会 発行:日本切り絵百景館 発行年月日:2008年8月 寸法;29,7x21,1x0,5cm 状態:表紙すれ、薄汚れあり
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熊谷守一遺作展 無欲恬淡の世界 作品図録|古本
¥900
熊谷守一遺作展展 無欲恬淡の世界 発行年月日:1978年 寸法;24,5x21,7x0,7cm 状態:表紙すれ、薄汚れあり 天地小口ヤケ、表紙端部ヤケあり 目次 あいさつ 熊谷守一の作品 今泉篤男 思い出すことあれこれ 熊谷秀子 作品目録 年譜
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岸田劉生展 1976年 作品図録|古本
¥500
岸田劉生展 発行年月日:1976年 寸法;25,1x23,9x1,1cm 状態:表紙すれ、汚れ、背ヤケあり 天地小口ヤケ 折れ痕あり ページ内ヤケ、シミあり 目次 あいさつ 展覧会に寄せて 岸田鶴之助 岸田劉生 人と芸術 匠秀夫 岸田劉生とその時代 東珠樹 私の劉生ノート 富山秀男 名古屋と劉生 東珠樹 出品目録 劉生年譜
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国吉康雄展 1975年 作品図録|古本
¥500
国吉康雄展 発行年月日:1975年 寸法;25x24x1,3cm 状態:表紙すれ、汚れ、背ヤケあり 天地小口ヤケ 折れ痕、シミ汚れが目立ちます 目次 あいさつ メッセージ 序文 ドナルド・B・グッド-ル 晩年の国吉康雄 今泉篤男 出品目録 国吉康雄 献辞 アレクサンダー・ブルック 先生の贈り物 ポール・ジェンキンス 国吉康雄と母国日本 富山秀男 年譜
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ヴァン・ゴッホ展 1976-1976年 作品図録|古本
¥900
ヴァン・ゴッホ展 1976-1977年 発行年月日:1976年 寸法;21,1x20x1,7cm 状態:表紙すれ、汚れ、背ヤケあり 天地小口ヤケあり ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの油彩画とデッサン V.W.ヴァン・ゴッホ ヴァン・ゴッホと日本 山田智三郎 カタログ 作品解説100点 ヴァン・ゴッホ年譜
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なぜ脳はアートがわかるのか 現代美術史から学ぶ脳科学入門 エリック・R・カンデル|古本
¥1,900
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なぜ脳はアートがわかるのか ―現代美術史から学ぶ脳科学入門 著者:エリック・R ・カンデル 訳者:高橋洋 出版社:青土社 発行年月日:2022年3月5刷 寸法;19,7x13,8×2,2cm 状態:帯に多少薄汚れある程度で良好です 帯より 絵画を見て、それを「よい」と思うとき、脳では何が起こっているのか。 複雑怪奇な現代アートが「わかる」とはどういうことなのか。 ノーベル賞を受賞したエリック・R・カンデルが、脳科学、医学、認知心理学、行動科学から美学、哲学まで、あらゆる知を総動員し、人間の美的体験のメカニズムを解き明かす。
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佐伯祐三 阪本勝著 |古本
¥500
SOLD OUT
佐伯祐三 著者:阪本勝 出版社:日動出版 発行年月日:昭和45年2版 寸法;20,8x15,2×2,3cm 状態:函角部破れ、汚れなど傷みあり 本体カバースレ、薄汚れあり 帯より 40年前パリ郊外に消えた・・・ 天才画家の失踪と死の謎を追って その夢と涙の跡をさぐる・・・・・・ 佐伯祐三伝記の決定版!!!! ■佐伯祐三に関する文献には、なぜか誤り が多い。その誤りは佐伯の死後四十年の間 不思議と今日までくりかえし転載されてき た。本書は、これらの膨大な過去の記録の 分析と、あらたに発見された貴重な資料に もとづいて、その誤説」を正した佐伯 祐三伝である。 ■大阪・北野中学で、佐伯と同級生だった 著者は、三十歳の若さで異国に散った親友 祐三の伝記を記すため、昨夏単身パべりを訪 れ、若き画家が過したクラマールやヴァン ヴの、その夢と涙の跡を尋ねまわった。
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戦没画家靉光の生涯 ドロでだって絵は描ける 窪島誠一郎 |古本
¥700
戦没画家靉光の生涯: ドロでだって絵は描ける 著者:窪島誠一郎 出版社:新日本出版 発行年月日:2008年11月初版 寸法;19,7x13,7×2,3cm 状態:カバースレ、薄汚れあり
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レンブラント 光の探求/闇の誘惑 |古本
¥1,500
レンブラント 光の探求/闇の誘惑 作品図録 発行年月日:2011年 寸法;24,2×20,3×3,2cm 状態:汚れ無く良好
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バーネットニューマン Drawings and Prints 英語 |古本
¥3,900
Barnett Newman: Drawings and Prints バーネットニューマン画集 英語 出版社:kunstmuseum basel KERBER 発行年月:2016 年 寸法;26.5x22.4x1,5cm 状態:表紙角スレ、薄汚れあり。端、角、傷みあり。
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バーネットニューマン アメリカ抽象絵画の巨匠 |古本
¥2,900
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バーネットニューマン アメリカ抽象絵画の巨匠 著者:イヴ・アラン・ポワ 近藤学 前田希世子 制作発行:川村記念美術館 発行年月:2010年 寸法;23,7x21x1,4cm 状態:表紙角スレ、薄汚れあり。背薄染み、擦り傷あり。
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名画を見る眼 正続 2冊 高階秀爾 |古本
¥500
SOLD OUT
著者:高階秀爾 出版社:岩波新書 発行年月日:1969年/1971年 寸法;17,4×10,6x0,8cm 状態:表紙スレ、背、端部薄汚れあり
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美術手帖 2020年12月 絵画の見かた 梅津庸一監修 |古本
¥1,000
美術手帖 発行年月日:2020年12月 寸法;21x14,6x1,1cm 状態:良好 多少スレあり。
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芸術の脱定義 ハロルド・ローゼンバーグ |古本
¥2,500
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芸術の脱定義 著者:ハロルド・ローゼンバーグ 訳者:桑田光平 桑名真吾 出版社:水声社 寸法;19,5x13,6x2,3cm 状態:良好 帯スレ、帯汚れあり 目次 芸術の脱定義について 第一部 芸術と言葉 第一章 インディアンからアースワークへ 第二章 脱美学化 第三章 芸術家を育成すること 第四章 街路のシュルレアリスム 第五章 芸術と言葉 第二部 芸術家たち 第六章 芸術支持派のダダ ジャン・アルプ 第七章 流行りのプリミティヴ ジャン・デュビュッフェ 第八章 イコン制作者 バーネット・ニューマン 第九章 ロスコ 第十章 マリリン・モンドリアン ロイ・リキテンスタインとクレス・オルデンバーグ 第十一章 若き巨匠、新しい批評家 フランク・ステラ 第十二章 無関心からの解放 フィリップ・ガストン 第三部 アメリカとヨーロッパ 第十三章 途上のヨーロッパ 第十四章 過去の機械、未来の芸術 第十五章 バリ併合 第十六章 1930年代 第十七章 エコール・ド・ニューヨーク 第四部 芸術の脱定義 第十八章 衝突 第十九章 DMZの前衛主義 第二十章 遅れずについていく 第二十一章 今日の美術館 第二十二章来たれ、クレイトンへ! ハロルド・ローゼンバーグの批評 桑名真吾
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Barnett Newman Harold Rosenberg バーネット・ニューマン作品集 ハロルド・ローゼンバーグ 英語|古本
¥13,900
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バーネット・ニューマン 作品集 英語 著者;ハロルド・ローゼンバーグ 出版社:Harry N. Abrams 発行年月日:1978年 寸法;29,7x27,6x3,1cm 状態:カバースレ、薄汚れあり。本体わずかに反りあり 帯より(和訳) バーネット・ニューマンは、第二次世界大戦後の 10 年間に米国に現れた最も独創的で影響力のあるアーティストでした。 1948 年の「ワンメント I」(赤茶色の地を中心に赤とオレンジの縦縞が描かれた小さな絵)での「躍進」に続き、ニューマンは有機的かつ強烈に芸術を発展させ、次の 2 作品にわたって創作と創造性のテーマを表現しました。何十年にもわたって、驚くべき数の真の傑作が生まれました。 アメリカ美術批評部長、故ハロルド・ローゼンバーグによる、図版が豊富なこの本には、ニューマンのほぼすべての絵画と、ほとんどの素描、水彩画、絵画のカラー複製が初めてまとめられている。ミクストメディア、彫刻、エッチング、リトグラフ、建築などの作品を制作。ローゼンバーグの解釈エッセイは、ニューマン芸術の精神性と形而上学的な性質を強調しており、市民、論客、非の打ち所のないセンスの人、そして形而上学者としてのニューマンの人物像がどのようにして彼の芸術的個性を形成し、並外れたシリーズ『十字架の道行』や素晴らしい最後の絵。 ニューマンは、他のほとんどのアメリカ人芸術家よりも 1960 年代と 1970 年代の芸術の流れに影響を与えました。彼の不朽の功績 - おそらく米国でこれまでに作られた芸術的誠実さの最大の記念碑 - は、この巻で媒体ごとに年代順に紹介されています。ニューマンの人生と芸術に関する声明が完全にここにまとめられています。超越的な光の炎の中で、ほぼすべてのページから輝く絵画と色彩が輝きます。 イラスト 270 点 (フルカラー 131 点と折り込み 5 点を含む)
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バーネット・ニューマン 十字架の道行き Barnett Newman|古本
¥6,900
SOLD OUT
バーネット・ニューマン 十字架の道行 レバ・サバクタニ 作品図録 編集発行:MIHO MUSEUM 発行年月日:2015年3月 寸法;34x26,3x1,6cm 状態:良好 角スレ、端部に1cm程汚れ。 目次 ごあいさつ MIHO MUSEUM館長 辻 惟雄 ごあいさつ ワシントン・ナショナル・ギャラリー館長 アール・A・パウエル3世 ステイトメント バーネット・ニューマン 三松幸雄 訳 14留の十字架の道行き、1958-1966年 バーネット・ニューマン 三松幸雄 訳 観者の道行きの留 ハリー・クーパー バーネット・ニューマンの〈十字架の道行き〉 大島徹也 図版 「対話:バーネット・ニューマンとトーマス・B・ヘス」 (1966)より バーネット・ニューマン 三松幸雄 訳 バーネット・ニューマン テクスト抄 三松幸雄 訳 年譜 個展歴 〈十字架の道行き―レマ・サバクタニ>展示歴 主な参考文献
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静かに狂う眼差し 現代美術覚書 林道郎|古本
¥1,500
SOLD OUT
著:林道郎 出版社:水声社 発行年月日:2017年7月初版 寸法;21,7x15,5x2,3cm 状態:カバー多少スレあり。ページ内端部わずかに薄ヤケあります。角部スレ痕あります。 ルネサンス以来、その規模と深さにおいて大きく転換した20世紀の芸術とはいかなるものか?DIC川村記念美術館が所蔵するコレクションを読み解きながら、「密室」、「表象の零度」、「(反)色彩グレイ」、「表面」、これら4つのテーマを道標にして現代美術史に一筋の光を投げかける書き下ろしエッセイ。 (あとがきより) すでに本文を読まれた方には説明は不要かもしれないが、普通とはいえない本書の成り立ちについてここで 簡単に触れておきたい。 この本は、第二次大戦後の美術を中心にした(それ以前の美術史に遡る部分も多々あるが)四つの章から成っている。だが、それらのあいだになにがしか必然的な関係があるわけではない。きわめてランダムに選ばれたテー マについての、論考というよりはエッセイの羅列だ。それぞれに、つながりを可能にする結び目を埋め込むこ とを試みてはいるが、堅牢な建築を構成するというよりは、むしろ、ほころびを含んだ仮設テントのようなつ ながりだ。そういう作りになっている理由は単純だ。本書がDIC川村記念美術館のコレクションのなかに すでに存在している作品群を起点にして構想されているからである。 学芸員の前田希世子さんから展示企画についての打診を受けたのは二○一六年の夏だった。コレクションを新たな目で編集し提示したいという要望を受け、検討に入った。そして現実に展示の実施が決まったのが秋の こと。そこから所蔵作品の図版とリストを手掛かりにして、具体的な検討をはじめ、あれこれと悩みながら、 四つのセクションのアイディアの骨格がまとまったのが年末のことだった。 なんとか形になりそうだと目処がつきはじめた頃、同時に、個々のセクションについてそれなりにまとまっ たかテクストが書けるかもしれないと思い、水声社の編集者である井戸亮さんに声をかけてみたら、書籍化の方向へと話が広がった。実際に執筆にかかったのは、三月に入ってからのことである。 通常のカタログという形式ではなく、別の流通経路を持つ単行本という形式になったことで、執筆内容に自 由度が増し、各章のテーマについてある程度の分量の文字数を割けるということになったのはいいが、もう一 方で、やはり川村が所蔵している作品を軸にして、そこから発想している事実には変りがないので、書きなが ら、遠心的な広がりと求心的なまとまりのあいだを調停することに苦労した。同時に、必ずしも専門家ではな い、美術館を訪れる様々な人々(といっても平均値はどこにもないのだろうが)を念頭に置きつつ、書き進めた。学術 的な論考というよりは、問題提起を目指すエッセイのような性格を帯びるようになった所以である。 ただ、そのような思考の実験を、実作を見ながら重ねられるというのは、やはり美術にかかわる者としては 得難い経験だ。 以下略