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西脇順三郎研究 村野四郎・福田陸太郎・鍵谷幸信 共編 右文書院|古本
¥1,500
西脇順三郎研究 編者:村野四郎・福田陸太郎・鍵谷幸信 著者:ー 訳者:ー 発行:右文書院 発行年:昭和46年初版 寸法;22,1x16,3x3,3cm 状態:ヤケ、シミ、汚れ、函端角傷み (序より一部) 序 日本の現代詩において、西脇順三郎が果した詩業の高さと広さについては、贅言を要しないと思う。またその影響の甚大なことも同様であろう。 西脇順三郎は現代詩を支える大きな柱として、今日ひときわ高く詩界に聳え立っている。西脇順三郎の詩歴はすでに半世紀に及ぼうとしており、この詩人の今日までに歩んできた道程と軌跡は、文字通り現代詩の歩みそのものといっても差支えないのである。その東洋的な感性と西欧的知性のみごとな融合調和の上に築かれた詩風は、広く泰西詩の文学伝統と詩的情操に根ざしつつ、現代を透視し、未来を展望する秀れた詩的成果だといえよう。しかもこの詩人はなお詩の最前線にあって、旺盛な詩作を示しているのである。萩原朔太郎と並んで、わが国が生んだ稀有な詩人、西脇順三郎の果した業績は、多くの問題を孕みつつ、今われわれの眼の前にある。 また西脇順三郎は詩人であるほか、きわめて独創的な詩論家であり、さらに批評家、英文学者、言語学者の面をももっていて、その全貌をとらえることは、必ずしも容易なことではない。最近とみにこの詩人に対する関心の高まりつつある現状に応じて、編者は詩人論、作品論、その他の研究を総合的、立体的に構成することを意図し、ここに本書を編んだのである。第一部は総説とし、第二部は詩人の出発当初からの論評のうち、重要と思える文献、論説を歴史的に網羅し、第三部では各論的な意味あいをこめながら、最適の筆者を得て、この難解な時人へのアプローチを試みた。編者はけっして本書において、この詩人のすべてがいいつくされたとは思っていないが、この詩人の内包する諸問題を、アクチュアルな姿勢と態度によって、ほぼ見出し得たのではないかと自負している。
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EL CAMINO DE SANTIAGO スペイン語 サンティアゴ巡礼への道|古本
¥1,500
EL CAMINO DE SANTIAGO 著者:ー 訳者:ー 発行:ー 発行年月日:ー 寸法;30,6x24,1x2,4cm 状態:角部ヨレ、スレ、薄汚れ
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回想の内村鑑三 鈴木俊郎編 |古本
¥900
回想の内村鑑三 著者:鈴木俊郎編 訳者:ー 発行:岩波書店 発行年月日:1956年1刷1965年7刷 寸法;18,7x13,5x1,9cm 状態:カバー端ヨレヤブレ、天地小口シミヤケ スレ、汚れ、遊び紙端キレ (はしがきより一部) 戦前の『全集』版には、各卷附錄の「月報」に、もっぱら舊友や近親や弟子たちの懷舊追憶の文章が載せられたが、のち、それらは一書に編集されて『追想集 內村鑑三先生』の名をもって、 昭和九年(1934)に刊行された。親近者の記録として特殊の價値を有するものであった。 そこでこのたび『著作集』版の刊行が完了したに際し、その「月報」に載せられた(また載せちるべくあった)諸家の文章を中心にして、當時「圖書」その他に載せられた文章をも含めて、 一書を編集することとなり、本書の刊行を見るにいたった。ここには、前回の文集には執筆されていず今回はじめて執筆を得た方々の文章のみを選んで収めることとしたのであるが、そういう方々はかなり廣く各方面にわたったのである。そのうちには、彼と同時代のいろいろな時期に、直接間接、彼に接觸した方々の多いことはいうまでもないが、また文章を通してだけ彼を知った後代の方々も少くはない。そのため、數十年をへだつ個人的回想もあれば、すでに一個の歴史的人物としての彼にたいする評論もある。おおむね(わずかの例外を除いて)舊友、肉親、弟子というような特にふかい親近の關係にあるよりは、むしろ思想的にも精神的にも、年代的にも立場のうえでも、遠近の差こそあれ、いまは彼とは相當の距離をもっておられる、それにもかかわらず、あるいは彼について記憶をうしなわず、あるいは彼の感化影響をみとめ、あるいは彼にたいし關心や共感を有せられる、そういう方々によって、ここにきわめて多角的な内村像が描かれたのである。
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政治と歴史 モンテスキュー・ルソー・ヘーゲルとマルクス ルイ・アルチュセール |古本
¥900
政治と歴史 モンテスキュー・ルソー・ヘーゲルとマルクス 著者:ルイ・アルチュセール 訳者:西田長夫 阪上隆 発行:紀伊國屋書店 発行年月日:1974年初版 寸法;19,4x13,5x1,9cm 状態:カバー端ヨレ、天地シミ スレ、薄汚れ (裏表紙より) 本書について 本書は「マルクスのために」『資本論を読む」などを発表して注目される、構造主義的哲学者アルチュセールの独立した、三つの論文から成る。 政治的諸事実を宗教的、道徳的諸原理に従属させることを拒否し、政治学を科学たらしめようとしたモンテスキューの政治理論上の革命と共に、彼の有名な「三権分立」 という諸権力の均衡理論が、絶対王制期の階級対立の中で持った意味を解明する冒頭の論文に続いて、自然状態から社会状態への移行を、共同体に対する諸個人の権利の全面譲渡によって説明したルソーが考察される。プラトンの「イデア」やデカルトの「コギト」と同じく、ルソーの「社会契約」を彼の学説の展開にとって不可欠な「哲学的な対象」と見なす著者は、『社会契約論』の構造とルソー解釈の様々な可能性を分析する。最終論文では、歴史の科学という領域を創始したマルクスの体系と歴史を「精神」の疎外の過程として把えたヘーゲルの弁証法との関連が吟味される。著者は、以上のテーマを通して諸科学の生成と展開の過程で政治と歴史の科学が占める位置を考察している。
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神よりの逃走 マックス・ピカード |古本
¥900
神よりの逃走 著者:マックス・ピカード 訳者:坂田徳男 佐野利勝 森口美都男 発行:みすず書房 発行年月日:1963年1刷1987年22刷 寸法;18,9x13,5x1,7cm 状態:スレ、薄汚れ (裏表紙より) 「これは多分、ビカートのもっとも美しい。 おそらくはもっとも厳粛な、同時にもっとも慰め多い本である」(ヘルマン・ヘッセ) 「あたかも大預言者の一人が墓穴を押しあけて、世間の人間たちに語りかけているかのようだ、何人かのひとにとっては、それは彼らの生涯の偉大な時間の一つ、つまり運命の時なのである。そして彼らは、いつまでもその声に耳を傾ける。いやその声は、 もはや彼らの生涯から離れ去ることはない」 (エルンスト・ヴィーヒェルト) 「この著作が現われた1934年は、たとえば、あの世紀の著作と呼ばれたベルクソン 『道徳と宗教の二源泉』におくれること2 年、カール・バルトの講演『クレド』に先立つことわずか1年という年であった。ピカートはすでに1921年の『末期(まつご) の人間」のうちでこれと本質的に同じ思想を述べており、そのうちにはヒトラーも原爆の出現もすでに明瞭な形で予言されている、このような人がはたしてピカート以外にあったであろうか。」 (坂田徳男)
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ミトラの密儀 フランツ・キュモン |古本
¥1,200
ミトラの密儀 著者:フランツ・キュモン 訳者:小川英雄 発行:平凡社 発行年月日:1993年初版 寸法;19,5x13,5x2,3cm 状態:カバー端ヨレ スレ、薄お汚れ (序文より) 本書はローマ宗教の没落を描写しようとするものではないし、イタリアにオリエント宗教の隆盛をもたらした根本原因についての一般的考察に努めようというのでもない。また、哲学者たちの理論よりもはるかに活力があった分解酵母であるその教義が、いかにしてローマ帝国と古代人の全生活が依存していた国家的信仰を解体したか、それが解体した建造物の破壊が、いかにしてキリスト教によって完成されたかを示そうとするのでもない。さらに、偶像崇拝者たちと勢力を増大させたキリスト教会との戦いの種々な局面を辿ろうとするものでもない。こうした広範な主題についてはいつの日か取り組んでみたいとは願っているが、本書の中でそれを扱うことはできない。本書はこの決定的な転回の一局面だけを目標とし、マズダー教の一宗派がいかにして、そしてなぜローマ帝政期に帝国の支配的な宗教となるのに失敗したのかを、可能な限り詳しく解明したいのである。
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哲学の根本問題 エルンスト・ブロッホ |古本
¥900
哲学の根本問題 叢書 ウニベルシタス 著者:エルンスト・ブロッホ 訳者:竹内豊治 発行:法政大学出版局 発行年月日:1974年2刷 寸法;19,3x13,5x2,3cm 状態:カバー端ヨレ、シミ、スレ、ヤケ、汚れ (本文より) 用意をしている 下からのみ始まります。それをわれわれは回避しません、われわれのあるがままに、生きつつ欲しながら。そして突然なにもそこにないのですが、しかししっかと一つのものに向かってです。 思考はそれゆえにしっかと用意をしていなければならず、かくも多くの連続と並列のなかでしきりに見まわします。いつもその真っ只中にあって媒介されており、そっけなく飛び越さず薮から棒に持ち出しながら、またいつまでも望みが高すぎます。だがそれはいくらかでも役に立つなら、 そのためにやって来た当のものをけっして失いません。願わしいのは煮つめられた思考であり、 それもたびたび要請の多い脇筋にかまけながら、それにもかかわらず、それだからこそ本筋を離れないといったような思考であります。それは左に追い抜く一方、前向きに一つのものに嵌めこまれます。
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異化 エルンスト・ブロッホ |古本
¥900
異化 著者:エルンスト・ブロッホ 訳者:片岡啓治 種村李弘 船戸満之 発行:現代思潮社 発行年月日:1976年初版 寸法;19,3x13,5x2,3cm 状態:カバー端ヨレ、小やぶれ、傷み スレ、ヤケ、汚れ (本文より) 目覚める もともと、人は在る。私が在るというのは、時には、まるでそこに在るというのと同じようなぐあいだ。しかしいつでも、どんなに自分に近くても、なお途上なのだ。在るというのは、 決して自分になじまない。 しかもそれは、体にはほとんどかかわりがない。というのも、体にとっては、体が感じられないことこそがふさわしいからだ。体が自らを告げるのは、飢えたとき、そしてとりわけても、 切られて傷つけられたときだけだ。でなければ、体が必要とし、体を満たしてくれるものの途上で、快いとき。とはいえこの道もまた、体を感じないという健康な状態へとこえでてゆく。 それに反して、われわれの自己自身の本来的なそこは、かりにそれが告げられることがあるとしても、それはただ霊的にあらわれるだけだ。正確にはわれわれは、そこにーないことのなかわれわれの直接する今をまさに生きるのであって、ふとそれに気づくことはあっても、そそこにーないを体験することはない。しかも、そこにーないに気づくのさえ、ただ上べほんの上べだけ、目覚めるだけなのだ。この気づくことには決して快いひびきはない。 在るのなかに、人が無媒介に身を置くとき、そこには、何の声もない。そのようにして、亀裂してゆくそこがあらわれてくる、どこまでも問いかけるようにして。
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言語表現の哲学 クロード・ピゲ |古本
¥900
言語学の哲学 著者:クロード・ピゲ 訳者:宇波彰 発行:せりか書房 発行年月日:1972年初版 寸法;19,3x13,5x1,8cm 状態:スレ、ヤケ、汚れ、角傷み (本文より) 問題の二つの側面 哲学的作品の問題には二つの側面がある。それは、世界について考察する独創的な哲学者の態度に身を置くか、あるいは反対に、独創的であると言われる哲学者たちについて考察する、哲学史家の態度を取るかによってである。簡単に言うと、独創的な哲学者は、直接的に存在(あるいは、現実、絶対者など)と結合し、この結合または連絡から、哲学と呼ばれる作品を生み出す。これに反して、哲学史家は絶対者と結ばれていることもあろうが、そのために哲学の作品のテーマと結ばれることが少なくなることはないのである。哲学の作品は、 哲学史家にとっては《存在》であり、彼の研究の中で実在し積極性を持つものであり、彼の本性に従って再構成しようとするのである。そして、哲学史家はこの特別な結合から、哲学史(または哲学的批評)という新しい作品を生み出すのである。
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夢学 創造的な夢のみ方と活用法 パトリシア・ガーフィールド|古本
¥1,000
SOLD OUT
夢学 創造的な夢のみ方と活用法 著者:パトリシア・ガーフィールド 訳者:花野秀男 発行:白揚社 発行年月日:1993年1月初版 寸法;19,5x13,5x2,3cm 状態:スレ、薄汚れ、背ヤケ
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R倫理学という構え 応用倫理学原論 奥田太郎|古本
¥3,500
倫理学という構え 応用倫理学原論 著者:奥田太郎 訳者:ー 発行:ナカニシヤ出版 発行年月日:2012年9月初版 寸法;19,5x13,5x2,7cm 状態:汚れなく良好 倫理学を学ぶための知的態度(構え)とはどんなものか。 メタ倫理学・規範倫理学・応用倫理学という枠を自在に越えながら「倫理学とは何か」を探究する、 初学者から専門家まで読める「入門書」にして「研究書」でもある一冊。
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明晰夢 夢見の技法 スティーヴン・ラバージ|古本
¥3,200
SOLD OUT
明晰夢 夢見の技法 著者:スティーヴン・ラバージ 訳者:大林正博 発行:春秋社 発行年月日:1998年7月初版 寸法;19,5x13,5x2,3cm 状態:カバー帯スレ、薄汚れ、端ヨレ
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診断学的連想研究 C・C・ユング ユング・コレクション7 |古本
¥2,200
診断学的連想研究 ユング・コレクション7 著者:C・G・ユング 訳者:高尾浩幸 発行:人文書院 発行年月日:1993年1月初版 寸法;21,5x16x3,1cm 状態:カバー背上部小やぶれ、ヨレ、端ヤケ スレ、薄汚れあり 従来の言語連想検査を一段と緻密なものにし、コンプレックスの定義を確立し、無意識、抑圧を実験的に証明。ユング出世の重要論文。
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明恵 夢を生きる 河合隼雄|古本
¥500
明恵 夢を生きる 著者:河合隼雄 訳者:ーー 発行:講談社α文庫 発行年月日:1995年発 2003年10刷 寸法;ーー 状態:ページ内赤鉛筆によるライン多数 カバースレ、薄汚れ ページ内赤鉛筆書き込み多数 裏表紙より 生涯にわたって自分の夢を記録しみようえゆめのぎつづけた名僧・明恵の「夢記』を手がかりに、夢の読み方、夢と自己実現の関係、ひいては人間がいまを生きるうえで大切なこと等をユング心理学の第一人者、夢分析の大家が実証的に説く。夢で生き方が変わることもある・・・・・・。 第一回新潮学芸賞を受賞した、人間の深層に迫る名著。
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ユングの心理学 秋山さと子|古本
¥500
ユングの心理学 著者:秋山さと子 訳者:ーー 発行:講談社現代新書 発行年月日:1989年16刷 寸法;17,4x10,8x1,1cm 状態:背天地小口ヤケ、カバースレ、薄汚れ ページ内赤鉛筆書き込み多数 ユングの心理学 目次より ●二つの夢 ●フロイトとの出会い ●根源としての「母」 フロイトとの決別 ●危機の時代 ●内向と外向 人間のタイプ ●無意識と元型 ●ユングと現代 「子ども」の活性化
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夢の劇場 明晰夢の世界 マルコム・ゴドウィン|古本
¥3,900
SOLD OUT
夢の劇場 明晰夢の世界 著者:マルコム・ゴドウィン 訳者:大瀧啓裕 発行:青土社 発行年月日:1998年1月初版 寸法;22,5x16x3,3cm 状態:カバースレ、薄汚れあり 夢を自在にコントロールして、思うがままに夢を見る「明晰夢」の不思議な世界。脳の科学の成果と、シャーマンの実技・東洋の瞑想法など、豊富な事例で解き明かす、夢の世界の驚異。夢の見方、目覚め方。 目次 序文 第1部 澄明な世界 第1章 覚醒と夢 軽率な者への言葉 第2章 幻影から光明への変容 夢見のきざし 第3章 秘められた夢を見る者たち 第4章 忘れさられた領域 培界の両側 第5章 ドリーム・マシンの幽霊 仮説 第2部 世界のはざまを旅する者 第6章 四つの門 力の夢 全体性の夢 死の夢 覚醒の夢 第7章力の夢 諸領域を旅する者 夢における死の変容 神々、諸霊、フロイト 呪術師の視覚 第8章 全体性の夢 ゲシュタルトの変化 第9章 死の夢 死の体験 第10章覚醒の夢 世界の開隙への落下 荘子のパラドックス 第3部 覚醒時の夢 第11章 現実の夢 大いなる思考 ホログラム 覚醒時の世界の知覚 新しい物理学厄介な仮説 内在序刷在秩序 最初の網とシヴァの髪 意図することによって世界を創造する 形態形成場 習慣と流動 四人の魔物 第12章 夢の現実 チェドの踊り 第13章ドリーム・メイカーの目覚め 夢の自己――物質の心臓 神秘的な闇のなかでの注意深い意識 余計なものを携えずにおく
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夢の正体 夜の旅を科学する アリス・ロブ|古本
¥1,200
夢の正体 夜の旅を科学する 著者:アリス・ロブ 訳者:川添節子 発行:早川書房 発行年月日:2020年2月初版 寸法;18,8x13,2x2cm 状態:カバースレ、天にシミ汚れあり 夢はどのように働くのか?なぜ必要なのか? なぜ必要なのか? 何が得られるのか? 科学と文化の両面から夢と睡眠の秘密に迫る。 夢のなかで目覚め、その内容をコントロールできる明晰夢。 映画「インセプション」でも描かれるこの鮮烈な夢をペルーでの発掘旅行中に体験した著者は、その不可思議な世界に魅せられ、夢の科学へと分け入っていく。 折しも夢と睡眠の研究は盛り上がりを見せていた。もはや夢はでたらめな現象とは考えられていない。ジャーナリストとして多くの専門家を訪ね、古今東西の文学や芸術をひもとき、自身の夢体験を探る著者。その探求の過程で、 学習促進や精神的トラウマ克服に不可欠な夢の機能、 夢と創造性の密接なつながり、夢日記の効用、明晰夢を見て実生活に生かす方法などが浮かび上がる。 私たちの夜の旅の意味と目的を解明し、目覚めている昼の生活をも豊かで健康にするユニークなポピュラー・ サイエンス。
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異投射 ホシノ ショウ ひろ・あおき
¥2,980
ひろ・あおきオリジナル ホシノ ショウ写真集 異投射 発行年月日:2024年12月 寸法;21x14,9x1,1cm A5 144p 人が事物を見るとき、自己の内側で生成された観念や意味を投射する。その投射された事物を見ることで理解し認識する。赤く染まる夕焼けに悲しみを投射する人もいれば、明日への希望を投射する人もいる。それは見る人の過去の経験や記憶によるところが多い。人を見たときにも同じように投射は起こる。その多くは見られている人とは関係なく、見る人が見たいように見ているのであって、見られている人の本質とは異なる。 世界は投射によって創られる。 本質を見るということは、観念や意味を投射される以前の、もっと曖昧な事物のなかに潜む何かを感じることなのではないか。
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寺井の色絵九谷作品図録 寺井愛陶会|古本
¥3,900
寺井の色絵九谷作品図録 発行:寺井愛陶会 発行年月日:昭和56年10月初版 寸法;25,8x18,2x0,9cm 状態:スレ、汚れあり はじめに 九谷庄三は天保12年に寺井に帰り、徒弟の育成に努力した。そして藩政の末期には 庄三風を完成した。 このことを九谷陶磁史鑑には「慶応の頃に至り、人物、花鳥等写生風に立脚した 画に、青・緑・紫・紅種々の色彩をなし、臙脂、黒釉等の舶来絵具をも交えて一種 の絵付を工夫した。世に之を庄三風と言う。又寺井九谷とも言い初めた」と説明して いる。九谷庄三展図録には「庄三は江戸末期から明治初年にかけて日本に輸入された 洋絵具をいち早くとり入れ、顔料釉薬のみでは表現出来なかった中間色の絵付にも成 功し、描画の繊細と多彩な作風である彩色金欄という技法を確立する。こうした精密 な九谷上絵の傾向が明治初年の外国貿易品としての好みに適し、商人の手によって大 量に輸出され、また国内に販路を拡げたところから、こうした作風が庄三風として九 谷焼作風の大きな比重を占めるに至ったのである」と説明している。(九谷庄三の研究 家中島寿山氏は言う、庄三が洋絵具を使用したと言うのは間違いで和絵具の材料によ って独自の工夫をこらして庄三風を完成したのであると。) このように寺井の九谷と言うのは庄三風の絵付の作品と、寺井区を中心に生産され、寺井区の商人によって大量に広く販売されたことにより名付けられたものであるが、 その後明治、大正、昭和と世の移り変りと共に世人の嗜好や求めが変転し、又絵付の 指道者も変り、絵具の改良などにより、図柄、色調、技術など幾度かの変遷を辿って 今日に到ったのである。 寺井の九谷は明治中期を頂点にその後需要が横這いの時或は減少の時もあったので あるが、良いにつけ、悪いにつけ、寺井九谷を支えて来た寺井の画王の功績を顕彰す る意味でその作品を記録として残して置くことが大切であると言うのでこの図録を刊 行することになった。 昭和51年5月に九谷庄三の遺作135点を収録した「九谷庄三展図録」が刊行されて いるので今回はその姉妹編として九谷生三以後の寺井の九谷焼画工の作品を収録した 図録となった。これによって寺井の九谷のまとめが出来たことになるわけである。 寺井町の九谷焼は大別して、佐野の斉田道開を陶祖とする赤絵の系統と、寺井の九 谷庄三を陶祖とする色絵に赤を用いた系統と二つの流れがある。佐野の赤絵の系統は 既に昭和51年11月に「道開と赤絵作品図録」として刊行された。従って今度の図録の 刊行により即ち、「道開と赤絵作品図録」、「九谷庄三展図録」「寺井の色絵九谷作品図 録」の三部作の完成により寺井町の九谷焼の歩みを知ることが出来、且つその名品を 鑑賞することが出来るようになったので、誠に喜ばしい限りである。 この図録の刊行に際し、詳細にご指導下さった中島寿山さん、編集や写真撮影の折、 作品借用や返済などに数々のご苦労をお掛けした会員の方々、心よく所蔵品をお借し 下さった方々に対し深甚の謝意を表する次第である。 昭和56年10月 寺井愛陶会
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日本の赤絵 その源流と展開|古本
¥900
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日本の赤絵 その源流と展開 編集:土崎一 監修:磯野風船子 永竹威 発行:朝日新聞社 発行年月日:昭和54年4月初版 寸法;25,6x24,8x2,6cm 状態:スレ、汚れあり 天地小口シミ汚れあり ページ内シミ汚れあり 目次 徳川美術館紹介 原色図版 単色図版 絵画 書道 茶器 漆芸品 染織 能面 文房具・その他 武具 刀剣 刀装具 銃砲 解説 参考図版
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徳川美術館 名品図録|古本
¥900
徳川美術館 名品図録 編集発行:徳川美術館 発行年月日:昭和51年5月3版 寸法;27x19x2,3cm 状態:函ヤケ、スレ、シミ汚れあり 天地小口薄ヤケあり 目次 徳川美術館紹介 原色図版 単色図版 絵画 書道 茶器 漆芸品 染織 能面 文房具・その他 武具 刀剣 刀装具 銃砲 解説 参考図版
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国家(下) プラトン著|古本
¥500
SOLD OUT
国家(下) 著者:プラトン 訳者:藤沢令夫 発行:岩波文庫 発行年月日:2012年50刷 寸法;14,8x10,6x2,1cm 状態:ブックカバーフィルム貼付
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国家(上) プラトン著|古本
¥500
SOLD OUT
国家(上) 著者:プラトン 訳者:藤沢令夫 発行:岩波文庫 発行年月日:2013年54刷 寸法;14,8x10,6x2cm 状態:ブックカバーフィルム貼付
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茶室入門 写真でたのしむ有名茶室50席 江守奈比古著|古本
¥700
茶室入門 写真でたのしむ有名茶室50席 著者:江守奈比古 発行:海南書房 発行年月日:昭和46年8月初版 寸法;18,8x13,5x1,8cm 状態:シミ、スレ、汚れあり はしがきより一部 従来の茶室に関する図書は、構造に関する説明が主体をなしており、その茶室の用途 に関する解説がどうも粗末である。茶室は使用する点での便不便に設計者の苦心がある。 本書を「茶室入門」と題したのは、この点の説明を充分にしたことによる。古茶人の苦心をよく理解してもらいたいためである。