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西脇順三郎研究
編者:村野四郎・福田陸太郎・鍵谷幸信
著者:ー
訳者:ー
発行:右文書院
発行年:昭和46年初版
寸法;22,1x16,3x3,3cm
状態:ヤケ、シミ、汚れ、函端角傷み
(序より一部)
序
日本の現代詩において、西脇順三郎が果した詩業の高さと広さについては、贅言を要しないと思う。またその影響の甚大なことも同様であろう。
西脇順三郎は現代詩を支える大きな柱として、今日ひときわ高く詩界に聳え立っている。西脇順三郎の詩歴はすでに半世紀に及ぼうとしており、この詩人の今日までに歩んできた道程と軌跡は、文字通り現代詩の歩みそのものといっても差支えないのである。その東洋的な感性と西欧的知性のみごとな融合調和の上に築かれた詩風は、広く泰西詩の文学伝統と詩的情操に根ざしつつ、現代を透視し、未来を展望する秀れた詩的成果だといえよう。しかもこの詩人はなお詩の最前線にあって、旺盛な詩作を示しているのである。萩原朔太郎と並んで、わが国が生んだ稀有な詩人、西脇順三郎の果した業績は、多くの問題を孕みつつ、今われわれの眼の前にある。
また西脇順三郎は詩人であるほか、きわめて独創的な詩論家であり、さらに批評家、英文学者、言語学者の面をももっていて、その全貌をとらえることは、必ずしも容易なことではない。最近とみにこの詩人に対する関心の高まりつつある現状に応じて、編者は詩人論、作品論、その他の研究を総合的、立体的に構成することを意図し、ここに本書を編んだのである。第一部は総説とし、第二部は詩人の出発当初からの論評のうち、重要と思える文献、論説を歴史的に網羅し、第三部では各論的な意味あいをこめながら、最適の筆者を得て、この難解な時人へのアプローチを試みた。編者はけっして本書において、この詩人のすべてがいいつくされたとは思っていないが、この詩人の内包する諸問題を、アクチュアルな姿勢と態度によって、ほぼ見出し得たのではないかと自負している。
レビュー
(12)
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