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寺井の色絵九谷作品図録
発行:寺井愛陶会
発行年月日:昭和56年10月初版
寸法;25,8x18,2x0,9cm
状態:スレ、汚れあり
はじめに
九谷庄三は天保12年に寺井に帰り、徒弟の育成に努力した。そして藩政の末期には 庄三風を完成した。
このことを九谷陶磁史鑑には「慶応の頃に至り、人物、花鳥等写生風に立脚した 画に、青・緑・紫・紅種々の色彩をなし、臙脂、黒釉等の舶来絵具をも交えて一種 の絵付を工夫した。世に之を庄三風と言う。又寺井九谷とも言い初めた」と説明して いる。九谷庄三展図録には「庄三は江戸末期から明治初年にかけて日本に輸入された 洋絵具をいち早くとり入れ、顔料釉薬のみでは表現出来なかった中間色の絵付にも成 功し、描画の繊細と多彩な作風である彩色金欄という技法を確立する。こうした精密 な九谷上絵の傾向が明治初年の外国貿易品としての好みに適し、商人の手によって大 量に輸出され、また国内に販路を拡げたところから、こうした作風が庄三風として九 谷焼作風の大きな比重を占めるに至ったのである」と説明している。(九谷庄三の研究 家中島寿山氏は言う、庄三が洋絵具を使用したと言うのは間違いで和絵具の材料によ って独自の工夫をこらして庄三風を完成したのであると。)
このように寺井の九谷と言うのは庄三風の絵付の作品と、寺井区を中心に生産され、寺井区の商人によって大量に広く販売されたことにより名付けられたものであるが、 その後明治、大正、昭和と世の移り変りと共に世人の嗜好や求めが変転し、又絵付の 指道者も変り、絵具の改良などにより、図柄、色調、技術など幾度かの変遷を辿って 今日に到ったのである。
寺井の九谷は明治中期を頂点にその後需要が横這いの時或は減少の時もあったので あるが、良いにつけ、悪いにつけ、寺井九谷を支えて来た寺井の画王の功績を顕彰す る意味でその作品を記録として残して置くことが大切であると言うのでこの図録を刊 行することになった。
昭和51年5月に九谷庄三の遺作135点を収録した「九谷庄三展図録」が刊行されて いるので今回はその姉妹編として九谷生三以後の寺井の九谷焼画工の作品を収録した 図録となった。これによって寺井の九谷のまとめが出来たことになるわけである。
寺井町の九谷焼は大別して、佐野の斉田道開を陶祖とする赤絵の系統と、寺井の九 谷庄三を陶祖とする色絵に赤を用いた系統と二つの流れがある。佐野の赤絵の系統は 既に昭和51年11月に「道開と赤絵作品図録」として刊行された。従って今度の図録の 刊行により即ち、「道開と赤絵作品図録」、「九谷庄三展図録」「寺井の色絵九谷作品図 録」の三部作の完成により寺井町の九谷焼の歩みを知ることが出来、且つその名品を 鑑賞することが出来るようになったので、誠に喜ばしい限りである。
この図録の刊行に際し、詳細にご指導下さった中島寿山さん、編集や写真撮影の折、 作品借用や返済などに数々のご苦労をお掛けした会員の方々、心よく所蔵品をお借し 下さった方々に対し深甚の謝意を表する次第である。
昭和56年10月
寺井愛陶会
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