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あるクライマーの生涯 エミリオ・コミチ 織方郁映、沢英武訳 二見書房 昭和42年初版┃古本┃ 登山・山岳書

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THE MOUNTAINS No.13

【本の状態】
スレ、薄ヨゴレ、薄ヤケ

目次
原序(ドイツ語版への序)
エミリオ・コミチとその生涯

エリミオ・コミチの山行報告
フィラッハ・ツルム=東壁
クラインシュピッツ=北東ルンゼ
モンタッシュ=ベルド・リンネ
カルトワッサー・ガムスムッター=北壁
トレ・ソレレ中央峰および第三峰=北西壁
ダリオ・マッツェーニ・ツルム
ツベルファーコーフェル中央峰北西壁
神々のバンド=初完全一周
チペック=北西壁
クライネ・チンネ前峰黄色のカンテ
ギリシャの山行
クライネ・チンネ=北西カンテ
チーマ・ダウロンゾ=南壁
死神の大鎌
岩場で(講演記録)
単独登攀(講演記録)
エリミオ・コミチの思い出
洞窟探検家としてのエミリオ・コミチ
ジュイリオ・ジュリッシーニ
エミリオ・コミチとロザンドラ谷
スピーロ・デラ・ボルタ・キディアス
エミリオ・コミチの思い出
ジュリウス・クーギー
チモーネ・デル・モンタジオ=西壁
ジョルダーノ・ブルーノ・ファビアン
トレ・デル・ディアボロ=バロン・デラ・ネーベからの直登
マリオ・サルバドーリ
クライネ・チンネ=黄色のカンテ
レナート・ザヌッティ
プンタ・ディ・フリーダ
ジョルダーノ・ブルーノ・ファビアン
ディート・ディ・ディオ=北壁
サンドロ・デル・トルソ
エミリオ・コミチ=アオスタの軍事山岳中央学校
ジュゼッペ・イナウディ
さばくを通る道
イオザ・リボベック
ユーゴ、スペイン、エジプトの山行
アンナ・エッシャー
グローセ・チンネ北壁でのエミリオ・コミチとの出会い
キリアン・ワイセンシュタイナー
第二カムパニーレ・ディ・ポペーラ=北璧
アルツーロ・ダルマルテロ
最後の山行、カムパニーレ・コミチ=北壁
グリエルモ・デルベッキオ
コミチの死
ジョルジョ・ブルンネル
北東イタリア山岳図
エミリオ・コミチの初登攀記録
登山用語解説
あと書き
装顿片倉茂生
カット 江口まひろ

あと書きより一部抜粋

エミリオ・コミチは一九三○年代、イタリアが生んだ世界的クライマーである。十三年間に八十を越える初登攀をやってのけたが、とくに彼の縄張りとしたドロミテやジュリアン・アルプスでの活躍は、本書で読まれるとおり、まことに驚異的である。コミチはヨーロッパの登山家たちの間では 「神話的人物」として、きわめて高い評価を受けている。
本書「コミチの山行報告」の部におけるコミチの手記と、 「コミチの思い出」における友人たちの追悼文から受ける印象の差は強烈である。ジュリウス・クーギー博士は彼を「山の紳士」と呼び、山仲間はコミチの死後、彼に「山の貴族」の称号をつけた。コミチの控え目で沈着な態度は、がさつな山仲間にはない特質で、それがこの称号を得た理由の一つとなったものだろう。そしてそこに、山仲間と完全には解け合えなかったコミチの孤独な姿が象徴されているように思われる。

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